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2009年08月03日

ストクラドーリー2製作記

ストクラさんが考案作成したストクラドーリー2 
(矢崎のイレクターを組み合わせて機能的に仕上げてあります)


ストクラドーリー2製作記

ストクラドーリー2製作記

写真は私が製作したストクラドーリー2 09ターポン120用 若カスタム 。

これが数ある自作ドーリーの中で最もハイパフォーマンス&手頃な制作費に感じまして
自分も09ターポン120仕様で作ってみました。
(ストクラさんのは06ターポン140&09ターポン130T仕様、09の120より少し幅が狭い)



キモの部分や使い方はストクラさんのブログを参考して頂くとして、当方ではもう少し
補足説明を入れながら、09ターポン120用部品寸法など記事にしたいと思います。

用意する物

①イレクターパイプ 当り面用40cm×2本 自立足用21cm×1本 本体縦用11.5cm×2本   
        (以下09ターポン120場合) 本体横用18cm×1本  シャフト軸用28.5cm×1本  
(2m棒を買ってカットして使います、お店で指定寸法にカットしてもらえる筈です)

②イレクタージョイント J-7B×2  J-7C×4  J-118B×1 J-110A×4  ゴム蓋×1


イレクター専用サンアロー接着剤(同じ棚にある筈 最小分でOK)

④ステンレス丸棒 シャフト用 直径16mmを長さ50cm 長さは最後で現物合わせにて調整。
 (ステン菅の場合、中に少し短い補強用ステン管13mm 長さ400mmを入れてガムテープで厚さ調整して強度アップ)
ストクラドーリー2製作記



⑤ステンレスワッシャ 内径16mm用 4枚

⑥ワリピン(Rピン) 16mm用×2ケ

⑦ シャフト用スリーブ 水道パイプ 外径 22mm 内径16mmを 長さ5cmを2個
     

追記、 

  http://turumo.naturum.ne.jp/e807603.html を参照 これでうまく行くと思います。   
    

⑧保温用ロール100cmほど(ビニールテープ等があると、お好きな色に巻き巻きできます)

⑨ホイル付きタイヤ 2個  4.10 / 3.50 -4 
(ストクラドーリー2は重代車用を使っています これ大切)


ストクラドーリー2製作記




あれば便利な準備物
ポール盤&小型バイス

ストクラドーリー2製作記


カッター

ストクラドーリー2製作記




製作工程


ストクラドーリー2製作記
ジョイント片側の上からJ-7B、J-7C、J-7C。(全部J-7Cでも特に問題ないと思います。)



ストクラドーリー2製作記
強度アップの為、上下のジョイント同士もくっ付けてしまいます。
尚、下に通るパイプは、接着していませんが位置決めの為、抜かないでください。


③カヤックを乗せる部分の上部2本のバーを製作。 ジョイントが中心に来るよう接着


ここである程度の接着ができるまで一時間ほど待ちましょう。 


④  ②と③で作ったパーツを接着します。 八の字にならないよう幅を定規等で慎重に調整
    ジョイント部を下から3つ連結させるつもりで接着させるので、ここの部分だけはスペースが
     無くなる為はめる前に接着剤をたらしてください。


ここまで出来たら 寸法が狂わない様、そろりと立てかけて、一晩寝かせます。



⑤ タイヤ軸部の製作です。
  私は写真左のような丸棒を削りました。 左右から打ち込みイレクタ菅と接着してしまいます。
多少の精度は必要ですが、シャフトは固定してしまうので通す事ができればOKです。不動


ストクラドーリー2製作記

追記  http://turumo.naturum.ne.jp/e807603.html  を参照。
これで簡単に出来るはずです。


⑥ ステンレスシャフトにRピン固定用の2.5mm径ドリルで穴をあけます。
 先端から7~8mmの位置で良いでしょう。




⑦ここでタイヤを含めて軸部を仮組みします。
先ほど開けた穴にRピンを通して、
    ワッシャ、タイヤ、ワッシャ、パイプ、構造部、ワッシャ、タイヤ、ワッシャ、の順です。


ストクラドーリー2製作記

これで反対側のRピンの穴位置に印を付けます。 
  この時1mm程度ガタが出る方向に余裕をもって印をしてください。
    ステンレスシャフトが固くて抜けなかったら、そのままでも問題ありません。


⑧ 印に2.5mmの穴をあけ、そこから7~8mm残してシャフトをカットします。


ストクラドーリー2製作記


⑨切削バリを取って、タイヤを付けて仮組みます。
ストクラドーリー2製作記


ストクラドーリー2製作記



⑩軸周りのホイル以外のパーツを接着します。
スリーブ、シャフト、イレクター管など。 多少垂れても問題ありませんのでガッチリ行きましょう。

一時間ほど乾かしましょう


⑪ 最後に自立用の足にゴム蓋つけてジョイントを接着します。

ストクラドーリー2製作記

ほぼ45度くらいでしょうか、地面からの先端の高さまで55mmほどです。

ここで一晩完全接着を待ちます


⑫最後にカヤックとの当り面にスベリ止めの保温材を巻き、お好きなテープで
色をつけて完成です。 ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪



ストクラドーリー2製作記


ストクラドーリー2製作記


動かしてみると、非常にスムーズに動き、2.3cmの地面のゴツゴツなど全く問題無し。
苦労した甲斐があったと感動。


ストクラドーリー2製作記

このタイプ舟底ですと現物合わせで横棒の寸法さえ合わせれば
  他の艇でも、作り方は同じで使えますね。

もちろん溝がない艇も普通に運ぶ事は出来ます。



矢崎加工 イレクター紹介 サイト

他にも艇置き場など色々作れそうです。





概算の制作費 (税込み)

タイヤ 1480円×2=2960円
イレクターパイプ2m 800円程度
同カット代 30円×7=210円
イレクタージョイント 180円×7 蓋40円×5 =1460円
イレクター接着剤  300円程
ステンレスシャフト 500円
ステンレスワッシャ 150円×4=600円
ワリピン 200円
同 2.5mm穴用ドリル 400円
パイプ保温材 200円
シャフトスペーサー用水道管 200円
ビニールテープ 100円

合計 約7930円

タイヤが高いですわ^^;



追記 2012.9-20 ストクラドーリー2 修理編 1.  2








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この記事へのコメント
おお~、グレイト!
タイヤ・・・確かに高いですね~。
矢崎のイレクターパイプはほとんどのホムセンで
売ってるので入手しやすいのが嬉しいです。
製作過程の詳細が書かれているので
これから作る人にはとっても参考に
なると思いますよ。

っていうか・・・つまり・・・日曜日は
ドーリー製作の日だったんですね!!(^^)
Posted by hatz at 2009年08月03日 12:26
自作ドーリーの中では、一番カッコイイってのもポイント高です。

タイヤは一輪車用が少し安く、センターボルト付きなのでうまく考えれば
より安価に作れるかも(タイヤが細いのでサーフでは埋まるらしい)
このワリピンタイプは容易に外れる利点もあります。

ドーリー製作、スリーブ製作と材料買出しが製作時間の8割ですよ。
ちなみに先週半ばには完成しています。

組み立てはすぐ出来るのにブログで説明すると時間が掛かりました。
日曜は、これを書いてました。(^_^;)
Posted by at 2009年08月03日 16:27
こ!これが例のドーリーですか!?
ちゅうか…こんなのカッターその他諸々の工具がないと
ワタクシには到底、、作れないっすわ(^^;
いいなぁ。。いいなぁ。これいいなぁ~!
Posted by ム~ム~ at 2009年08月03日 19:11
ム~ム~さん
カッターは大きなホムセンなら数十円で切ってくれますよ。
ドリル穴もひょっとしたら開けてくれるかも。

問題はやっぱりスリーブです。
KAKOさんに頼めば数分で完了と思いますが、これ木工用旋盤が欲しい。
ボール盤ではキツかったですわ。 おかげで一度入れたステンシャフトは二度とは抜けません^^;
Posted by at 2009年08月03日 21:10
タイヤがオフロードタイプでカッコイいいですね!
使用感も良好のようで何よりです^^
それと、めっちゃ詳しく書かれてますね~
こちらをブックマークしとけばバッチリでしょう^^
僕もRピン見つけたらステンパイプに変更します(笑)
Posted by ストクラ at 2009年08月04日 00:07
おお~~ グッジョブ    いいですねー   ターポン使いの理想形ですね。

艇のほぼセンターに固定すれば移動時は負荷ゼロで転がせそうで。
って言うか、一般家庭にホール盤やカッター 無いて! (笑)
Posted by 海男ラブ蔵 at 2009年08月04日 04:43
ストクラさん
タイヤそうなんです、このホムセンでは全部コレでした。
駆動するならこのパターンもありでしょうけど、引っ張るだけだし...

使用感はホント最高でして、自作の域を大きく超えていますわ。
サーフなんかでどうなのか、その辺は未確認ですけど。

16mmのRピンは8個くらい入っていたので沢山もってます。
メール頂ければ郵便で送りますよ。




海男ラブ蔵さん
このドーリーは3/4付近で保持してキール付近では使わない構造ですから、
手に掛かる重量はあんまり感じません。 満タンクーラーが載っても多分
それほど変わらないと思います。

ただステンシャフトの強度にやや不安があり、子供が飛び乗ったりすると
曲がるかも...

ボール盤やカッターは家庭には無いですよね。 (ある家も存在しますが)
でもでも、勤め先や取引先にあったりしません?
Posted by at 2009年08月04日 10:35
すごい!
私はドーリー買ったんですけどマリブカヤックの船底に合わない形状でこまっています。
ドーリーを使う機会がすくないので助かっていますが。。。。
今度参考にさせていただきながら作ってみたいと思います!
メモメモ。。
Posted by ふな at 2009年08月05日 23:16
ふなさん
たしか、おやじAさんもそんな事を言っていたような....
マリブやオーシャンの舟底はドーリー泣かせですね。
ストクラドーリー2だと、ひょっとしてスッポリ入っちゃうんでしょうか?
X-13はかなり尖ってますから、ちょっと分かりません。
Posted by at 2009年08月06日 01:27
若さん、こんばんは!
サーフでの使用は、大径に見えるタイヤもやはり
砂質によっては流石に埋まり気味になります。
そうなると艇とドーリーがズレるので僕はスカッパーホールに
流木入れて止めてました。

それと、Rピンお言葉に甘えて戴いていいですか??
アドレス入れましたので良ければメール下さいm(_ _)m
Posted by ストクラ at 2009年08月06日 20:04
メール入れました。

自分もサーフの時は棒をもって行きますわ。

完全に埋まると、軸のベアリングに砂が入ったりするかも知れないので
(ワッシャのガードは甘そうです)気をつけて行きましょう。
Posted by 若 at 2009年08月06日 21:20
ドーリーの作成を考えていて

みなさん船艇の溝に合してドーリーを支えてますが

自分はスカッパーホールに差し込む形状でと思ってるのですが、若さんはどう思われますか

宜しくお願いします。
Posted by amber at 2017年03月09日 12:23
amberさん
ドーリーの件ですが、実は難しい選択なんです。
スカッパに入れるタイプは乗せ下しが結構大変!
乗せる時は穴を射抜く正確性が求められますし、手を添えると手の数が足りないみたいな(笑) 二人ががりならOK
下す時はストロークの関係で重いです。 (水際ではフル装備ですし)
固定に関しては優れているので、悪路や長い距離を移動する時は安心できますね。
ストクラドーリーが最高なんですけどハル形状を選びます、それ以外の決定版みたいなドーリーを自分は知りませんm(__)m
Posted by 若 at 2017年03月09日 18:24
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