ロッド修理

2016年02月19日 21:04

例年ならこの時期リールメンテネタでブログを更新するのですが、今年は何故かそのネタが少なく
今回はロッドのネタ。

といっても人気ロッドのインプレでは無く、修理のほう。
(クルクルマシンやコーティング剤を使わず、とにかく安価かつイージーなロッド修理、という感じ)



不幸にもロッドの先端が折れちゃった編 

ありがちですわな...


この場合、スリーブを入れてブランクを繋ぐか、
一つ下のガイドまで切って、そのガイド外して合う径のトップガイドを新たに購入するか、
折れたところを研磨しトップガイドを再使用して嵌めるか、

(保証書の免責を払ってメーカーに送る手段もありますが...)


当初の予定通りイージーかつ低予算で出来る、研磨してガイド再使用を選択



作業開始


トップガイドの差し込み部のエポキシを削り、軽く炙って、分離します



外したトップガイドの刺さり口のカスをキレイにとります



元々入っていた深さを確認して、新しく入れる方の削りしろの見当をつけ、#400サンドペーパーでゴシゴシ。



挿入しながら深さやキツさを調整。



削り終えたら、ガイドの向きを確認しつつ、差し込み部をエポキシ接着剤で接着。
このタイプのガイドは縛りしろがあるのでスレッド糸を巻きます。 
キレイに巻いていく人は太目の糸でもOK、ええ加減に巻く人は細目を使った方が仕上がりがキレイです。



この後コーティングに入りますが、写真が無くてスイマセン。

エポキシ接着剤では粘度がありすぎて、スレッドに十分染み込んでいかない為、ラッカー溶剤で
粘度を下げます。エポキシAB混合体7に対しシンナー3くらいかな。
これで筆を使って塗る事できます。 (硬化には2日程度かかります) 


初回塗りさえ出来れば、あとは見栄えの部分なのでシンナー無しで10分以上クルクル手で回しつつコブやツノが出ない様 上手く仕上げてください。


写真は若干のデコボコがありますが、太目のスレッド糸を使った為でエポキシ的にはボチボチです。
勿論、クルクルマシンや専用エポキシコーティング剤が使える方は、そっちを使うに越した事はありません。

以上 ロッド先端が折れた時の修理方法でした。



東邦産業 N.T.エポキシ・コート

クルクルマシンがある場合、このエポキシコーティング剤をお使いください。ただし20℃~の室温が必要らしいので冬向きではありません 春まで待ちましょう



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