先週の釣行へ持っていけなかった18オシアコンクエスト CT 200HG
自分的には、毎回機械的なトラブルは無いように心がけているつもりでも、
最近のリールは釣行後、シャワーをして乾燥、時々可動部に注油くらいで、
そもそもメンテナンスらしい事が出来ない...
そんな中、クラッチが切れなくなって要修理のオシコンCT
まだ新しい機種なのでバラしたサイトを見つけられず人柱的 修理です。
(今回 写真多めで長いです)
クラッチが切れないのです、何となく狭いクリアランスの個所が固着してる感ありあり
早速分解に取り掛かりますが、基本的には14カルコンと同じなので先人のサイトを見つつ
先ずはハンドル部をドラグプレートまで取り外す。 そして
ギヤポックス蓋を外す為のネジが2つしか見当たらない、隠しネジはシマノあるある
この三日月蓋はサービスホール的な個所、(多分外す必要は無い)
ギヤ等の給油はここから行うみたい。 感心した
先人のカルコン分解ネタを参考にギヤ蓋のネジはスプールの裏から取り外すらしい
つまり炎月プレミアムでは苦労したサイドプレートを外していくのが先みたい
勇気を出してレッツトライ
サイドカバーは3本のネジでイージーに外れる (釣り場での電池交換は六角レンチなしには不可)
ここでは電池を外したけど、外さなくても支持の黒プレートは外れそう
左にあるアイドラギヤも今回は外したけど、外さなくてもイケるかも
上下の2本の黒ネジを外すとプレートが外れるんだけど、その前に液晶メーターを外す
左右のネジと電池部のセンサーを外すと配線ごと取れます
これが取れたら、プレートを外しましょう
やっとスプールがとれる.... いや次は1分以内に取れると思う
スプールを外すと裏にネジが4本ある。 そのうちの
黒いネジがギヤBOX蓋の固定ネジ。
(銀の3本は本体とギヤ支持プレートの固定ネジ)
やっと開いた。 蓋を固定しているネジは3本だけなんだけど そこにたどり着くまでが
カウンター付きリールは長い... (レベルワインドがスプール連動タイプは尚更に長い)
ハッキリと言える事は
CT系のリールはメンテナンス性の悪さが欠点
クラッチが切れなかった原因
ピニオンギヤが支持ベアリングと固着 (ピニオン上下に動かず)
僅かに青錆が浮いています (;^ω^)
クリアランスが十分にあればこんな所 固着しないですがベアリング支持だし
そもそもここが固着した機種は初めてですね~
(給油が困難な個所でもあります)
スプール側から棒で押してやると外れました
原因&修理がイージーで良かった
ドラグ等、各部に給油をして動作OK
組付け行程
ちょっとだけやり難いのはギヤBOX蓋をハメる時
逆転ロックのシャフトが上蓋への位置決めしにくい
ロックをギヤに掛ける位置まで入れて何度かハメ直すと、パチンとハマるので落ち着いて蓋しましょ
ワンウェイのスリーブも後から入れる事になるので溝位置注意。
(キチンと入ればベアリングは ほぼツライチ)
反対の黒プレートを付ける時、レベルワインドのギヤに注意して入れてください
もし入れにくかったら、アイドラギヤを外しましょう。
ハイ、完成。
組付けは手探り分解と比べれば10倍速く進みます
炎月プレミアムやCTと違って、このリールは設計に妙(優れる) を感じます。
普通 高性能な製品は分解が難しかったりしますがこの機種はとても簡単かつ高精度。
必要な工具も11mmのレンチと付属の六角レンチ、+ドライバー4ミリ だけでイケる。
シマノ コンクエストシリーズの人気が高い理由はその辺もあるでしょう
でもですね~ そもそもソコ固着するか? って話ですよね。
基本 給油出来ない個所だし...
終