PENN NO.155
数年前、工場の中で古ぼけた
大きなベイトリールを見つけました。
誰の持ち物で、どういう経緯で、そこに在るのかは分かりません。
当時シーバス釣りをメインとしていた私は、そのリールを見ても全く興味が湧きませんでした。
リールはそのまま更に数年間、キャビネットの奥深くに眠っていました。
月日が経ち 最近私は、いわゆる
海釣り!?をしています。
少しパワーのある新しいベイトリールも買いました。
もちろん
ソルティガや
ジガーにも興味はありまして、あんなのはウインチみたく
アンカーロープも引っ張れるんじゃないのかなぁ....
ふとここで、私の脳裏にあのリールの事が浮かびました。
ウチにも在ったな、ウインチみたいなリール!?
工場の奥にあるキャビネットの奥を探すと、数年前と同じ様に転がっていました。
回してみると、とりあえず動きます。
よく見ると
PENN NO.155とありまして、実は
ABUだと思ってました (^_^;)
何となく興味が湧きまして、気がつくとバラシテマシタ....
ドラグが
多板式で中々スムーズな感じです。 早速グリスアップ
実はばらし方を間違えて、
一気にバラバラになってしまい急遽展開図を探したのですが、
似たようなモデルに
PENN セネターがありまして、99%同じ作りなのでとても助かりました。
(エイテック社に感謝!!)
高級グリスを塗布して、メッキパーツを一部磨きまして、何とか使えるようになりました。
(元々壊れていませんでしたが)
おそらく
20年近く前のモデルだと思われますが、未だに殆ど構造を変えず作られている
リール界の
シーラカンスのようなリールですね。
本来の用途は「泳がせ」か「石鯛」だと思いますが、何かに使いたくなってきましたよ。
逆転レバーの「
ガチン」って感じや、ドラグ音をオンにした時
ギリギリギリとケタタマシイ音。
何かカラクリチックで
男心をくすぐります。
オールドリールが好きっていうアングラーの気持ちが少し分かりました。
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