PENN NO.155

2008年10月16日 18:57

数年前、工場の中で古ぼけた大きなベイトリールを見つけました。
誰の持ち物で、どういう経緯で、そこに在るのかは分かりません。

当時シーバス釣りをメインとしていた私は、そのリールを見ても全く興味が湧きませんでした。

リールはそのまま更に数年間、キャビネットの奥深くに眠っていました。



月日が経ち 最近私は、いわゆる海釣り!?をしています。

少しパワーのある新しいベイトリールも買いました。
もちろんソルティガジガーにも興味はありまして、あんなのはウインチみたく
アンカーロープも引っ張れるんじゃないのかなぁ....



ふとここで、私の脳裏にあのリールの事が浮かびました。
ウチにも在ったな、ウインチみたいなリール!?

工場の奥にあるキャビネットの奥を探すと、数年前と同じ様に転がっていました。



回してみると、とりあえず動きます。

よく見るとPENN NO.155とありまして、実はABUだと思ってました (^_^;)





何となく興味が湧きまして、気がつくとバラシテマシタ....
 


ドラグが多板式で中々スムーズな感じです。 早速グリスアップ


実はばらし方を間違えて、一気にバラバラになってしまい急遽展開図を探したのですが、
似たようなモデルにPENN セネターがありまして、99%同じ作りなのでとても助かりました。 
(エイテック社に感謝!!)


高級グリスを塗布して、メッキパーツを一部磨きまして、何とか使えるようになりました。
(元々壊れていませんでしたが)


おそらく20年近く前のモデルだと思われますが、未だに殆ど構造を変えず作られている
リール界のシーラカンスのようなリールですね。

本来の用途は「泳がせ」か「石鯛」だと思いますが、何かに使いたくなってきましたよ。
逆転レバーの「ガチン」って感じや、ドラグ音をオンにした時ギリギリギリとケタタマシイ音。
何かカラクリチックで男心をくすぐります。


オールドリールが好きっていうアングラーの気持ちが少し分かりました。



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