2012年03月01日
PEラインテスト
今年は寒い冬でしたが3月に入り、やっと春の足音が聞こえてきたような気がします。
ただ本格的な釣りシーズンはもう少し先になりますので、冬のタックルネタ最終章として
以前記事にしたラインテストを使用頻度の高い1号(16LB)前後で再び行い記事にしてみます。
今回のエントリーは
①ゴーセン 剛戦X ソルトウォーター 17lb 1号
②ラパラ ラピノヴァX エギング 20lb 1号
③YGK リアルスポーツG-SOUL 14lb 1.2号
(参考 YGK ジグマンX4 16lb 1号)
ジグマンX4は一度だけ船で使用しているので参考エントリーとさせて頂きます。
3本ともコスパの高いド定番ラインありますので、自分でも非常に興味深いですわ
先ずは恒例のブッチギリ試験
**ループtoループを作ってお互い引っ張り合い、切れたほうが負け!
先に2勝したら勝ち上がり
一回戦
剛戦X VS ラピノヴァX エギング
ラピノヴァX EG 1勝 (こちらも接触部に余裕無し)
再びファイト!!
ラピノヴァX EG 2勝目
ラピノヴァX EGの勝ち
続きまして
2回戦
ラピノヴァX EG VS リアルスポーツG-SOUL
リアルスポーツG-SOUL の1勝目
再びハッケヨイ
リアルスポーツG-SOUL の2勝目
リアルスボーツG-SOUL の優勝 ドドンガドン
勝ったリアルG-SOULは1.2号なのですが、YGK社は他のメーカーより細い基準で作ってあるようで
強度との兼ね合いもあり1.2号をサンプルとしました。(空き箱を捨てちゃって仮スプール)
**このテストを終えての感想は3本とも非常に丈夫です。
(特にリアルG-SOULとラピノヴァの時は、切った勢い余って横の椅子をぶっ飛ばしたくらい)
この方法では直線強度に近い強度が出ると考えております、
表示強度14lbのG-SOULが17lbや20lbに勝ったと言う事は、このラインは表示強度に
かなり余裕があるのかも知れません。
それとも1.2号という事で実際に太い? この辺は次のテストにて検証してみます。
ラインの太さテスト
以前のテストでは1本の見た目とか、今ひとつシャキっとしなかったので今回は数値化致しました。
方法はシマノの2500番スプールへ直接150mを巻いて、スプールのセンター部の径をノギスで測定。
(巻き方で前後が斜めになる為、オシレートのセンターで計測する事で誤差を最小にしました)
実際、太さをまず気にするのは巻いた時、糸の層の高さがスプール溝に対して何処まで来るのか
これが重要なので、スプールへ巻き径を計るのはアリだと思ってます。
(ARCスプールは写真で見ると何だか分かりにくいのでノーマルスプールを使用)
先ずは基準となる糸として、ジグマンX4の1号(5カラー)を カラー確認して15色分 150m
を目で見て確認、測定してます。
下巻きは必要ない感じ
41.0mm
次は剛戦X 1号
これだと下巻きは絶対入れますね
38.9mm 思ってたより細いぞ剛戦X
次はラピノヴァX 1号
剛戦Xと一緒くらいかなぁ
38.8mm 見た目や触った感じ一番細い感じがしてましたけど剛戦とほぼ同じ。
最後にリアルスポーツG-SOUL 1.2号
これも上の二つに近い感じ、僅かに太いかな
39.1mm
YGK社でも、普通に1.2号は他社の1.0号よりは僅か太いです。
このテストでは3本とも近い値を計測。
数値的にはラピノヴァXと剛戦Xがほぼ同じでした。
このテストから感じた事は、見た目や触れた感じと、実際に巻いてみるのとは違うみたい。
触った感じ、コーティングキッチリの2本、剛戦XとラピノヴァXは比較すると
剛戦Xが太めに感じるのですが、実際には一番細く感じるラビノヴァXに近い。
またコーティングが少なく、複雑に撚ってあるリアルG-SOULも太めに感じますが、
測定値は悪くないと思います。
( ジグマンは少々太目かも知れません)
最後に一番大切な結束強度テスト
各社のラインに丈夫な30lbナイロンリーダーを同じ方法で結び引っ張って、PEが切れた時の値を
バネばかりで計測。
(各ライン3回計って上位2つの平均値を算出)
剛戦X 1号から
1回目 9lb 2回目 10lb 3回目 10lb で平均10lb
ラピノヴァX 1号
1回目 10lb 二回目 11lb 3回目 11lb 平均11lb
リアルスポーツG-SOUL 1.2号
1回目 10lb 二回目 10lb 3回目 11lb 平均10.5lb
(参考 ジクマンX4 1号 1回のみ 12lb)
最も強度があったのは3本の中ではラピノヴァX エギング1号でありました。 ドドン!!
一番表示強度が高いので順当とも言えますが、一番細く感じるラインなので
他の2本より強度があるのは少々驚きです。
(参考のジグマンX4が実際には一番強かったですが、太さで順当かと)
総括と致しましては、3本共に十分な強度や細さを兼ね備えていて流石定番でした。
いずれのラインも最後は、好みや予算で決めれば良いのかなと思います。
私3本とも使った事がありまして、短期間での性能低下やトラブル多発は記憶にありません
(ラピノヴァXエギングはマーカーとコーティングの色が違うだけで、普通のラピノヴァXと同じ様です)
耐久テストが出来るとベストだと思いますが、コレは難しい。
(使い古した剛戦Xは発見しましたがリアルG-SOULとラピノヴァは捨てちゃいました)
そもそも全く同じ条件で使っていないのが問題で、参考になるのかも疑問ですけど
興味深いので一度やって見ても良いかも知れませんね。
ゴーセン(GOSEN) 剛戦X SW 150m
二番目に安い、根強いファンが多いラインです。
Rapala(ラパラ) ラピノヴァ・エックス エギング 150m
この中で多分一番安い、オレンジのマーカー好評みたいです。
YGKよつあみ リアルスポーツ G-soul PE 150m
スプールが変わってます、巻く時慣れればこっちが良さそう
ただ本格的な釣りシーズンはもう少し先になりますので、冬のタックルネタ最終章として
以前記事にしたラインテストを使用頻度の高い1号(16LB)前後で再び行い記事にしてみます。
今回のエントリーは
①ゴーセン 剛戦X ソルトウォーター 17lb 1号
②ラパラ ラピノヴァX エギング 20lb 1号
③YGK リアルスポーツG-SOUL 14lb 1.2号
(参考 YGK ジグマンX4 16lb 1号)
ジグマンX4は一度だけ船で使用しているので参考エントリーとさせて頂きます。
3本ともコスパの高いド定番ラインありますので、自分でも非常に興味深いですわ
先ずは恒例のブッチギリ試験
**ループtoループを作ってお互い引っ張り合い、切れたほうが負け!
先に2勝したら勝ち上がり
一回戦
剛戦X VS ラピノヴァX エギング
ラピノヴァX EG 1勝 (こちらも接触部に余裕無し)
再びファイト!!
ラピノヴァX EG 2勝目
ラピノヴァX EGの勝ち
続きまして
2回戦
ラピノヴァX EG VS リアルスポーツG-SOUL
リアルスポーツG-SOUL の1勝目
再びハッケヨイ
リアルスポーツG-SOUL の2勝目
リアルスボーツG-SOUL の優勝 ドドンガドン
勝ったリアルG-SOULは1.2号なのですが、YGK社は他のメーカーより細い基準で作ってあるようで
強度との兼ね合いもあり1.2号をサンプルとしました。(空き箱を捨てちゃって仮スプール)
**このテストを終えての感想は3本とも非常に丈夫です。
(特にリアルG-SOULとラピノヴァの時は、切った勢い余って横の椅子をぶっ飛ばしたくらい)
この方法では直線強度に近い強度が出ると考えております、
表示強度14lbのG-SOULが17lbや20lbに勝ったと言う事は、このラインは表示強度に
かなり余裕があるのかも知れません。
それとも1.2号という事で実際に太い? この辺は次のテストにて検証してみます。
ラインの太さテスト
以前のテストでは1本の見た目とか、今ひとつシャキっとしなかったので今回は数値化致しました。
方法はシマノの2500番スプールへ直接150mを巻いて、スプールのセンター部の径をノギスで測定。
(巻き方で前後が斜めになる為、オシレートのセンターで計測する事で誤差を最小にしました)
実際、太さをまず気にするのは巻いた時、糸の層の高さがスプール溝に対して何処まで来るのか
これが重要なので、スプールへ巻き径を計るのはアリだと思ってます。
(ARCスプールは写真で見ると何だか分かりにくいのでノーマルスプールを使用)
先ずは基準となる糸として、ジグマンX4の1号(5カラー)を カラー確認して15色分 150m
を目で見て確認、測定してます。
下巻きは必要ない感じ
41.0mm
次は剛戦X 1号
これだと下巻きは絶対入れますね
38.9mm 思ってたより細いぞ剛戦X
次はラピノヴァX 1号
剛戦Xと一緒くらいかなぁ
38.8mm 見た目や触った感じ一番細い感じがしてましたけど剛戦とほぼ同じ。
最後にリアルスポーツG-SOUL 1.2号
これも上の二つに近い感じ、僅かに太いかな
39.1mm
YGK社でも、普通に1.2号は他社の1.0号よりは僅か太いです。
このテストでは3本とも近い値を計測。
数値的にはラピノヴァXと剛戦Xがほぼ同じでした。
このテストから感じた事は、見た目や触れた感じと、実際に巻いてみるのとは違うみたい。
触った感じ、コーティングキッチリの2本、剛戦XとラピノヴァXは比較すると
剛戦Xが太めに感じるのですが、実際には一番細く感じるラビノヴァXに近い。
またコーティングが少なく、複雑に撚ってあるリアルG-SOULも太めに感じますが、
測定値は悪くないと思います。
( ジグマンは少々太目かも知れません)
最後に一番大切な結束強度テスト
各社のラインに丈夫な30lbナイロンリーダーを同じ方法で結び引っ張って、PEが切れた時の値を
バネばかりで計測。
(各ライン3回計って上位2つの平均値を算出)
剛戦X 1号から
1回目 9lb 2回目 10lb 3回目 10lb で平均10lb
ラピノヴァX 1号
1回目 10lb 二回目 11lb 3回目 11lb 平均11lb
リアルスポーツG-SOUL 1.2号
1回目 10lb 二回目 10lb 3回目 11lb 平均10.5lb
(参考 ジクマンX4 1号 1回のみ 12lb)
最も強度があったのは3本の中ではラピノヴァX エギング1号でありました。 ドドン!!
一番表示強度が高いので順当とも言えますが、一番細く感じるラインなので
他の2本より強度があるのは少々驚きです。
(参考のジグマンX4が実際には一番強かったですが、太さで順当かと)
総括と致しましては、3本共に十分な強度や細さを兼ね備えていて流石定番でした。
いずれのラインも最後は、好みや予算で決めれば良いのかなと思います。
私3本とも使った事がありまして、短期間での性能低下やトラブル多発は記憶にありません
(ラピノヴァXエギングはマーカーとコーティングの色が違うだけで、普通のラピノヴァXと同じ様です)
耐久テストが出来るとベストだと思いますが、コレは難しい。
(使い古した剛戦Xは発見しましたがリアルG-SOULとラピノヴァは捨てちゃいました)
そもそも全く同じ条件で使っていないのが問題で、参考になるのかも疑問ですけど
興味深いので一度やって見ても良いかも知れませんね。
ゴーセン(GOSEN) 剛戦X SW 150m
二番目に安い、根強いファンが多いラインです。
Rapala(ラパラ) ラピノヴァ・エックス エギング 150m
この中で多分一番安い、オレンジのマーカー好評みたいです。
YGKよつあみ リアルスポーツ G-soul PE 150m
スプールが変わってます、巻く時慣れればこっちが良さそう
Posted by 若 at 15:35│Comments(12)
│タックル
この記事へのコメント
こんばんは。
いつも勉強になります。
僕も3つ共使ったことがあり、どれもいい使用感でした。
ちょうど昨日、リアルスポーツG-soulの0.8号100mを巻きました^^
最近はどこのPEもリーズナブルで、いい製品を作っていますね。
いつも勉強になります。
僕も3つ共使ったことがあり、どれもいい使用感でした。
ちょうど昨日、リアルスポーツG-soulの0.8号100mを巻きました^^
最近はどこのPEもリーズナブルで、いい製品を作っていますね。
Posted by ブルマン at 2012年03月02日 02:23
うーん・・・。
まさに「実験室」デスね。
なるほど_φ(・_・
も少し天候が安定してくると
イイすね~(T ^ T)
最近ゴロゴロばっかで
カラダがなまりますゥ・・・。(´Д` )
まさに「実験室」デスね。
なるほど_φ(・_・
も少し天候が安定してくると
イイすね~(T ^ T)
最近ゴロゴロばっかで
カラダがなまりますゥ・・・。(´Д` )
Posted by zawa* at 2012年03月02日 09:00
ブルマンさん
やっぱり使用歴アリですか、この3つは定番ですから(´∀`)
もっと色々なラインも検証してみたいのですが、個人では中々...
春はもう少し、シーズンインが待ち遠しいです。
zawa*さん
例年、釣りに行きにくい冬はこんなネタが多いですね
zawa*さんみたく気合が入っていないので、冬眠モード継続中
3月も傾向としては渋い時期なので、まだ本格始動とはなりませんが
ボチボチ釣行ネタも上げていかねば....
やっぱり使用歴アリですか、この3つは定番ですから(´∀`)
もっと色々なラインも検証してみたいのですが、個人では中々...
春はもう少し、シーズンインが待ち遠しいです。
zawa*さん
例年、釣りに行きにくい冬はこんなネタが多いですね
zawa*さんみたく気合が入っていないので、冬眠モード継続中
3月も傾向としては渋い時期なので、まだ本格始動とはなりませんが
ボチボチ釣行ネタも上げていかねば....
Posted by 若 at 2012年03月02日 18:50
はじめまして!
すごく興味深い実験で勉強になりました^^
数年前までの感覚で剛戦X強いと思っていたのですが
今ではラピノヴァの方が上なんですね~
参考にさせていただきます^^
すごく興味深い実験で勉強になりました^^
数年前までの感覚で剛戦X強いと思っていたのですが
今ではラピノヴァの方が上なんですね~
参考にさせていただきます^^
Posted by ゆうきりん at 2012年03月03日 11:09
ゆうきりんさん
お褒め頂きありがとうございます <(_ _)>
このテのネタは一部の方にしかウケないのでそう言って貰えると
第三弾もやりたくなります。
剛戦とラピノヴァは数値では似たような感じですね。
触感は結構違うんですけど。(剛戦の方が硬い感触)
お褒め頂きありがとうございます <(_ _)>
このテのネタは一部の方にしかウケないのでそう言って貰えると
第三弾もやりたくなります。
剛戦とラピノヴァは数値では似たような感じですね。
触感は結構違うんですけど。(剛戦の方が硬い感触)
Posted by 若 at 2012年03月03日 16:43
若さん、こんばんは。
偶然にも、本日よつあみPEパワーハンター1号(超ド定番ですね)をシマノカルカッタコンクエスト300Fに巻いた所でした。オクで400m4100円でした。
実は、1週間前にノーブランドPE1号300mを2000円で落札、届いたのがなんと3号!(ラベルはきちんと1号表示です)抗議して全額返金となりましたが、この3号を下巻きに20m巻いて、よつあみ1号が300mきっちりでした。
メーカーによって、太さがいろいろなんですね。勉強になりました。私の場合、強度より「安さ」です。まだ、1号を切られる魚かけた事がない(号泣)
偶然にも、本日よつあみPEパワーハンター1号(超ド定番ですね)をシマノカルカッタコンクエスト300Fに巻いた所でした。オクで400m4100円でした。
実は、1週間前にノーブランドPE1号300mを2000円で落札、届いたのがなんと3号!(ラベルはきちんと1号表示です)抗議して全額返金となりましたが、この3号を下巻きに20m巻いて、よつあみ1号が300mきっちりでした。
メーカーによって、太さがいろいろなんですね。勉強になりました。私の場合、強度より「安さ」です。まだ、1号を切られる魚かけた事がない(号泣)
Posted by bitamo at 2012年03月03日 18:33
bitamaさん
パワーハンターにも一号とかあるんですね、知らなかった。
オクはアンラッキー、そんな事もありますわ。
太さは結構バラつきがあります、シーバスやエギングだと少しの違いが気になるケースもあるので、値段やブランドよりも好みのラインを買い続けるのが一番かも知れませんね。
パワーハンターにも一号とかあるんですね、知らなかった。
オクはアンラッキー、そんな事もありますわ。
太さは結構バラつきがあります、シーバスやエギングだと少しの違いが気になるケースもあるので、値段やブランドよりも好みのラインを買い続けるのが一番かも知れませんね。
Posted by 若 at 2012年03月04日 18:24
PEはナイロンと違って規定がないからちゃんと選ばないと危険ですね。
その点YGKの信頼性は大きいです。
その点YGKの信頼性は大きいです。
Posted by final at 2012年03月25日 18:20
finalさん
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りでして、PEラインの良し悪しは分りにくく、それでいて一度トラブルと絶好のチャンスを失う可能性が高い道具の筈です。
私も昨シーズンまでジギング等で使っているラインはYGKかゴーセンでして特に2号未満は実績のあるYGKを好んで使っていました、今年はサンラインもテストしてみようかと思っています。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りでして、PEラインの良し悪しは分りにくく、それでいて一度トラブルと絶好のチャンスを失う可能性が高い道具の筈です。
私も昨シーズンまでジギング等で使っているラインはYGKかゴーセンでして特に2号未満は実績のあるYGKを好んで使っていました、今年はサンラインもテストしてみようかと思っています。
Posted by 若 at 2012年03月25日 21:17
伸び率も実験してほしいです。
Posted by 通りすがり at 2018年02月06日 18:27
ジグマンx4お願いしたいです
Posted by 通りすがり at 2018年02月06日 18:28
通りすがり様
伸び率は面白いかもです、佐藤さんが始めだったか、「編む本数が増えるほど伸びる」 って話も検証できたらしてみたいですね~
伸び率は面白いかもです、佐藤さんが始めだったか、「編む本数が増えるほど伸びる」 って話も検証できたらしてみたいですね~
Posted by 若 at 2018年02月06日 20:31